ひとり上高地ハイキングのススメ
皆さまは、都合よく自然と運動を楽しめる何かいい感じのものないかな~?と思ったことはないだろうか。私はかなり頻繁に山に行きたくなる。しかしそれは私の中の都合のいい自然空間であり、実際にそんなに都合のいいものはないのだ。都合のいいワガママというのは、あんまりきつくないのに大自然でハイキングをした満足感を得られ、綺麗なトイレがあり、綺麗な空間で美味しいものが食べられるというものだ。本当にわがままだなあと自分でも思う。
先日一人で、上高地に行ってきた。本当は同行者がいたのだが、急遽キャンセルとなってしまったのだ。ギリギリの段階のことで他の同行者も得られず、仕方がないので一人で行くことにした。
それが意外に最高の旅となったので、是非一人で行ってみて!という気持ちを込めて、この旅のことを書きたいと思う。

今回は旅行会社のバスツアーで行った。自由時間に制限ができてしまうが、こういった観光地は公共交通機関も色々と不便だったりするので、結果的には良かったなと思っている。また行くとなったら同じツアーで行くだろう。
回ったルートの紹介
今回はどうしても山小屋で岩魚を食べたかったので、明神池ルート(地図上方ルート)を回った。なので、大正池方面へは行っていない。景観だけなら圧倒的に大正池ルート(地図下方ルート)の方が良いが、健脚でないと全て回ることは不可能なので、基本的には大正池ルートを回るのがいいと思う。
その明神池ルートだが、上高地に着いた段階ですでに11時頃だったため、ひとまず至急昼ご飯を求めて池までノンストップで歩いた。これがすでにかなりきつかったので、同行者がいなくてよかったなと心から思った。このルートが片道4キロくらいあり、汗だくで1時間弱ほど。ちなみに普段は通勤で1万歩以下しか歩かない生活をしている。大変辛い。
嘉門次小屋
こちらが目指していた本日のランチ。いけすの岩魚を囲炉裏で焼いて、外にも座席がある。

岩魚単品1500円
ざるそば1100円
岩魚はじっくり焼かれており、骨まで丸ごと食べられる。ほぐすのも面倒なので、頭から食べた。強めに振りかけられた塩が、岩魚の香ばしさに相まって美味しい。おいしい!おいしい!と思っていたら食べ終えていた。
蕎麦は太めで弾力があり、食べ応えがあった。岩魚定食(ごはんみそ汁セット)もあるのだが、やっぱり長野だし、蕎麦を食べるのがいいんじゃないかと思う。
食後なので、写真を撮ったりしながらゆっくりと河童橋へ戻る。
幸運なことに、道中ニホンザルの群れに会った。以前行ったときにも別の場所で見つけたことがあるのだが、ここのニホンザルは遊歩道にでんと座り、すれ違う観光客を意にも返さない。今までの観光客の態度の良さの積み重ねによる信頼関係なのだろうと思う。
子ザルは右も左もまだ分かりませんという顔で、人間を見つめている。かわいい。平和。愛。
川辺にもサルが歩いていた。

帰りはなだらかに下っており、行き程辛くなく戻ることができた。河童橋に戻ってきた段階で、7キロ以上歩いており、もうヘトヘトだった。しかしやっぱり景観のために多少は大正池側にも行きたい。
行けるところまでなんとか散策したが、疲れたので早めに引き返した。
河童橋周辺には避暑地としての高級ホテルが点在しており、そこではちょっといい食事を楽しめたりもする。今回は、五千尺ホテルのチーズケーキを食べた。
五千尺ホテル スイーツ&バーLOUNGE
窓際の席は、少し眩しいが河童橋と山々の様子がよく見える。チーズケーキは生クリームを食べているような軽さなのに食べたえがあり、疲れた体に優しい甘さが染みわたる。

冷たい風が吹いてくるのでエアコンかと思ったら、窓からの風だった。歩いて汗をかいていたため、寒くなってしまい、ホットコーヒーにすればよかったかなと後悔した。
今回、自由時間は4時間強あり、明神池往復とランチで2.5時間、河童橋周辺とカフェ・お土産購入等で1.5時間程の時間配分だったと思う。このカフェタイムを抜けば多分大正池ルートも1周できたと思う。健脚でないことが悔やまれる。
総括
今回は曇っていたので、結果的に明神池ルートでよかったかなと思っている。やはり大正池側から河童橋方面へ向かう時の、晴れた川の青い色合いと、山のコントラストの美しさは格別だからだ。昼食の時間や食べる場所にこだわらないのであれば、大正池でバスを降りて(下車できる場合のみ)明神池まで一気に上がるのもいいかもしれない。
好きなようにルートを決めて好きなスピードで歩き回れた上に、一人で来ている人も結構おり気にならない。あまりに良かったので、また行こうと思った。
ちなみに多分安全ではあるのだが、ツキノワグマ出没情報の掲示がかなりあるので、クマよけの鈴はあった方がいいと思われる。
もう一度、今度は紅葉シーズンに行ってみようかなと考えている。

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クルーズ旅行は高い?実際いくらかかるのか
クルーズ関連の記事を見ている方が多そうなので、恐らく最も気になるであろう費用面について掘り下げようと思う。
今回は、2024年のGWにダイヤモンドプリンセスへ乗船した、9泊10日でかかったリアルな費用内訳について詳しく紹介していく。

クルーズのランクと価格の違い
クルーズ船のランクによって価格帯はピンキリであるが、カジュアル船が一番安い。まず、日本発着の代表的な船は次のようにランク分けされる。
- カジュアル船(MSCベリッシマ)
- プレミアム船(ダイヤモンドプリンセス)
- ラグジュアリー船(にっぽん丸、三井オーシャンフジ、飛鳥、バイキングエデン)
今回紹介するダイヤモンドプリンセスはプレミアム船にあたる。
実際にかかった費用の内訳
クルーズ代(早期割引適用) 200,000円
港湾税・諸税 約16,000円
チップ 約20,000円(1泊16ドル)
船内消費 0円(オンボードクレジットを充当)
寄港地での観光費 約43,000円
往復交通費(自宅〜港) 約20,000円
合計 約299,000円(9泊10日)
①クルーズ代金(基本料金): 200,000円
私が申し込んだのは内側キャビン・スタンダードパッケージ。早期割引を利用して10,000円引きだった。GWなど繁忙期は高い傾向があり、今回は1泊あたりおよそ2万円だった。
キャンセル料金がかかる前であれば、迷っている場合はひとまず申込んでおくのもアリ。ただし、キャンセル料がかからない期間であっても、旅行代理店によっては前払金に対する払戻し手数料が発生するので注意が必要。
②港湾税・諸税: 約16,000円
パンフレットの下の方に記載があることが多く、見落としがちな費用なので注意。
③チップ(サービス料): 約20,000円
乗船時は1泊あたり16ドルだったが、値上げしたようで2025年現在は1泊17ドル。チップ代をまとめて払うため、都度のチップは原則不要となる。(ただし必要に応じて渡すのは自由)
私が申し込んだスタンダードパッケージだと、このように別途精算だが、プリンセスプラス等の上位パッケージはクルーズ代に含まれている。またラグジュアリー船では、クルーズ代金に含んでいる場合が多い。
④船内消費: オンボードクレジット使用のため0円
無料の食事で常にお腹がいっぱいで、アルコールを楽しむゆとりも有料レストランで食べる余裕もなく、特典で付いてきたオンボードクレジット100ドルで船内消費は賄えた。
スタンダードパッケージでは、アルコールやレストランでの食後のコーヒー紅茶以外のドリンクは全て有料となる。カクテルが1杯10−15ドル、ビールが7ドルほどだった。この有料ドリンク事情は、船のランクによってかなり差が出てくる。
ちなみに大浴場は、日本船(にっぽん丸や飛鳥)だと無料なのだが、外国船は基本的に有料となる。部屋も下位ランクだとシャワーしかないので、どうしても湯船に浸かりたい場合は、プールエリアのジャグジーに入るか、有料のスパ(泉の湯)を利用するしかない。私は15ドルで1回泉の湯を利用した。
また、洗濯機と乾燥機はあるが、それぞれ1回につき1ドルかかる。私は家から洗剤を持ち込んだが、洗剤も1パック1ドルかかったように思う。これはラグジュアリー船では無料で洗濯機を使える場合が多いので、下ランク故の出費となる。
早期特典で100ドルのオンボードクレジットを持っており、船内はすべてそれで賄った。消費するために無理に使ったところもあるので、実際には50ドルぐらい使用した感覚だった。
⑤寄港地観光費用: 約43,000円
クルーズ会社主催のエクスカーションツアーは、1ツアーあたり1〜2万円と割高となる。その代わり優先下船ができたり、最終乗船時刻を気にしなくてよいのはメリットだ。
私は何も参加せずにバスや電車で観光したため、かなり費用は抑えられているが、その代わりリゾートスパなどにお金をかけている。費用は以下の通り。
沖縄観光 約26,000円(リゾートスパ等)
石垣島(竹富島)観光 約8,000円(フェリー、水牛車、レンタサイクル等)
台湾観光 約3,000円
清水観光 約3,000円
お土産代は人それぞれなので省略する。
⑥往復交通費: 約20,000円
ラグジュアリー船だと港から最寄駅前まで無料送迎バスが出ていたりするが、ダイヤモンドプリンセスはそういったものはない。荷物を自分で運搬する場合は、必要に応じてタクシー代がかかることも念頭に入れた方がいい。
結局コスパはどう?
食事・宿泊・移動・エンタメ・寄港地観光などがまるっと含まれて1日約3万円。どう捉えるかは人それぞれだが、ホテルを転々としながら飛行機や新幹線を使って旅行するより、手間や移動のストレスが少なく、しかも全体的にラグジュアリーな時間を過ごせるという点を考えると、かなりコスパは良いと言える。
また、カジュアル船のベリッシマは一見安く見えるが、船内で楽しむために課金課金の連続となったり、寄港地の下船が後回しで観光が……という場合もあるため、どんなサービスを求めるのか良く考えて選択するのが良いかと思う。
一方で、寄港地いる時間が短いので、行った先でのんびりというのは難しいし、天候次第では抜港なんてこともありえる。クルーズという全体の時間を楽しめるかどうかが重要なのではないかと思う。
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至福のモーニング
せっかくモーニング文化が根付いた地域に暮らしているので、モーニングは積極的に食べねばならない。
とはいえ、最近はコーヒーを頼んだら自動的に色々付くシステムも減ってきているし、昔ながらの喫茶店は老人ホームのような雰囲気で入り辛い。ランチに食後のコーヒーをつけるよりは安価な上に混雑も回避できるので、特に繁華街ではねらい目の時間帯なはず。そこで、お気に入りを探しに名古屋近辺を開拓してきた。
名古屋メシではないので、小倉トーストなどを期待している人には役に立たないかもしれない。
ちなみに気に入る基準は、パンとコーヒーが美味しいこと、立地的に便利であること、そして「余暇を満喫してますよ~」という、ちょっとリッチな気持ちになれることだ。
IEN Bake house
「つばめパン」という食パンの専門店があるのだが、こちらはそのベーカリー兼レストランだ。栄駅から歩いてすぐのところにある。
まず、パンが圧倒的においしく、他の追随を許さない。ハード系パンを中心に販売しているのだが、どれも小麦の味が濃厚に口の中に広がり、噛めば噛むほど甘みが出る。この立地、この価格、この味……相当なやり手と思われる。最近は高くて美味しいパンが東海圏にも増えてきているが、やはり高いんだから美味しくて当然なのだ。そんなに高くなくてもすごく美味しいというのはつまり、すごくすごいということだ。
クロワッサンが1個300円程度の価格帯なので、安価とはいえないのだが、味を考えるとコスパはあまりにも良い。ちなみにクロワッサンも重厚感のある生地で、1個で十分に満足感が得られるおいしさだった。
ベーカリーのパンはテイクアウトのみとなる。ここで買うなら、総菜パンや菓子パンではなくシンプルなパンを買った方がよい。総菜パンや菓子パンも美味しかったのだが、味付けが濃く、パン本来の風味が消えてしまいもったいなく感じた。ただ、総菜パンなんかはワインによく合いそうなラインナップだったので、アルコールに合わせて購入するのはありかもしれない。
いきなりテイクアウトのパンについて長々と語ってしまったが、レストランは別メニューでモーニング・ランチ・ディナーの時間帯がある。休日なんかは恐らくランチは激込みと思われるが、モーニングはそこまで待たずに入れるし、一人のお客さんも結構いた。
1200~1500円程度のモーニングプレートに加え、300~400円程度のドリンクを注文する必要があり、計2000円弱とモーニングにしては高額。
恐らくフレンチトーストやエッグベネディクトが人気なのだと思うが、初回はパンの味を知りたかったのでカンパーニュセットを選んだ。通されたカウンター席からはホールで調理をしている様子が見え、わくわくと期待感が高まる。次々と完成していくプレートをあれもこれも美味しそうだななどと眺めていたら、ついに私のプレートもやってきた。

カンパーニュは中がもっちりとしていて、皮?耳?の部分は香ばしい。美味しすぎて、付属の生ハムとチーズとホイップバターをパンに乗せるタイミングを失った。付属物を食べ切ろうと思ったら、カンパーニュが今の5倍は必要だ。お、おかわりはないんですか……?
コーヒーもさっぱりしていて、本格的な味だった。粉っぽくて苦いだけのコーヒーではないのがかなり好印象。
テイクアウトのパンは早めに売切れるらしいので、モーニングを食べてパンを買って帰るのが良いと思う。次はフレンチトーストが食べたい。
SAWAMURA
名古屋駅ミッドランド内にあり、朝7時半から営業しているので都合が良い。私はミッドランドスクエアシネマで映画を見る前によく利用している。頻繁に利用しすぎて写真がない。
軽井沢のベーカリーで、パンの値段は高めなのだが、立地と味が大変良いため、目をつぶる。
とはいえ、一番安価なトーストセットがドリンク付きで660円で食べられるので、コスパはかなり良いと思う。一番高いプレートになると、色々豪華ではあるが2400円する。
コーヒー、紅茶、ハーブティーは同じものをお代わり無料なので、飲めば飲むほど飲食費が無料に近づくことになる。貧民なので、私は必ず2杯は飲むようにしている。ただ、映画前に飲みすぎるとトイレ問題に苦しむこととなる。
こちらのベーカリーはイートインも可能だ。ただ、朝はモーニングセットの方が圧倒的にお得なので、そちらをおすすめしたい。
R ART of COFFEE
松阪屋の南館にあり、モーニングをしてそのままデパートで買い物できるのが良い。

ポールボキューズキャレというパン屋さんの生食パンと、パンに塗るペースト、コーヒーで600円とお手軽な価格帯なのがありがたく、軽く食べたいだけの時はちょうどよい。私はバターがたっぷり乗ったトーストが好きではなく、家でも何もつけずに食べているような有様なので、提供時にパンになにも乗っていないタイプはかなり好感度が高い。ちなみにこの中で今まで紹介した店は、全てバターは付いていなかったり、別置きされている。
フルーツショップセリーヌ
伏見駅の近くにあるフルーツ屋さんのカフェだ。モーニングは特にお得な値段で新鮮なフルーツを食べることができる。デニッシュパンとフルーツのセットをいただいた。朝から完熟のフルーツを食べてとても贅沢な気持ちになる。ただ、全て甘いので、食事系とフルーツのセットがいいかも……と感じた。

写真はデニッシュのプレート。一番安価なものだが、周囲の人たちはパンケーキなど結構豪華なものを召し上がっており美味しそうだった。最近は行っていないのだが、どうやらメニューが変わっており、写真と同じメニューはなさそうだった。
カフェタイムのパフェが食べたいが、どう考えても混んでいると思うので、これからもモーニングタイムに利用したい所存だ。
TORA CAFE by c_thought coffee
名古屋市内ではないのだが、こちらも良かった。コーヒーにこだわりがあり、スペシャリティコーヒーと軽食を楽しめるカフェなのだが、一宮という土地柄もあってモーニングには力を入れているようだ。一宮駅の目の前にあり、立地もよい。

900円でモーニングプレートとコーヒーがいただける。名古屋駅周辺と比べると安価で豪華だ。コーヒーは浅煎りが深煎りまで数種類から選べ、どれもフレッシュで大変美味しい。コーヒー単品だけでも600円近くする(それでもスペシャリティコーヒーとしては安い)ので、相対的にモーニングはほぼ無料といってもいいだろう。
プレートの構成は伝統的なモーニングなのだが、全体的に味が洗練されていて、おしゃれだった。キャロットラペなど、クミンの風味がして衝撃を受けた。
8割がたIENのパンが美味しいという内容を伝えるだけになってしまったが、気軽な朝活として、パンとコーヒーの名店巡りはコスパも満足度も高い。朝から美味しいものを食べると、一日ちょっといい気分で過ごすことができるのも良い。でもやっぱり、休みの日にわざわざモーニングのために外出するのは面倒である。早起きは五文ぐらいの得と己に言い聞かせて、精力的にちょっとリッチな気持ちになりに行きたいと思う。
お尻の日帰り手術を受けた話
実は先日、痔の日帰り手術を受けた。
長年受けようか迷ってはいたのだが、今後の人生はまだ長いし、世界一周客船に乗る時に健康に不安を感じながら乗るのはストレスだな……と考え意を決した。なお、世界一周する予定はまだ立っていない。
きっと同じような悩みを抱える女性たちは多いことだろう。私のレポが悩む女性の一押しとなれば幸いである。
そもそも受診の難易度が高い問題
女性は特に便秘になりやすく、肛門を痛める機会も多いはずだ。しかし、若ければ若いほど初回の受診のハードルがエベレストほど高く、放置しがちなのではないか。私も、初めてやらかしたのは10代の頃だったが、当然一人で長い間悩み、そこからさらに手術の決意まで長い時間をかけた。
幸い電車で行ける範囲に女医の先生を発見し、さらにネット予約式だったのもあり、えいままよ!と勢いで予約をしたのが最初だった。
予約をしてしまったものはもう仕方がないので、観念してクリニックへ出頭した。
初回時に一番不安だったのは、己が慢性的に抱えるこれが、どれぐらいのヤバさのものであるか、という点だ。そのまま手術だった、とか痔瘻になっていた、とかおそろしい話が散見される今日、長年放置してきたという後ろめたさもあり、怯えるのは当然である。
行ってみたら呆気なかった
女医さんなこともあってか配慮が素晴らしく行き届いており、受付では指を指して受診する科を伝え患部に関する一切の単語が飛び交うこともない。穏やかな気持ちのまま、恥じらう間もなく流れるように下着を下げ、一瞬で診察をされて終わった。
診察では先生に背を向けるし、ブランケットをかけてくれるので楽勝だった。先生はライン工です!といった淡々とした様子で尻の穴回りの状況を報告してくれるタイプで、私には合っていた。
今後も痛むたびに薬をぬるか、手術するかの二択しかないから、ひとまず薬を出しておくからね、ということで、一刻を争う深刻な状態ではないことに一旦胸をなでおろして帰宅したのだった。
どうやら2カ所イボがあり、腫れて痛んでいたようだった。
これがコロナ禍より前の話である。
二度目の通院で手術希望の旨を伝える
初回の受診で胸をなでおろした私は、市販薬を使いながら元気に生きていた。しかし、昨年ダイヤモンドプリンセスに乗船するにあたって、食生活の変化からの便秘による痔の悪化に怯えることとなった。私は胃腸が繊細なのだ……。
10日間の旅となるので、塗り薬や酸化マグネシウムを大量に持参し、旅行中もつねに薄っすら便通を気にしておりストレスだった。旅行後半では、食べすぎによりお腹を壊して大切にしてきたお尻を痛め、便秘が原因じゃないんかい!と泣いた。
まだ30代なのにこんなトラブルを抱えたままで本当にいいのか、と自らを省みた。
そんな思い出を抱え、2025年に今年の目標を考えていた時、手術をするしかないとの結論に至ったのだった。というわけで、前回の病院へ予約を入れてええいままよ!と2回目の診察へ赴いたのだ。
タイミングのいいことに、知り合いに丁度同じ程度のアレで日帰り手術をした人がいた。なので私も同じ手術なんだろうと思っていたのだが、やはりその通りのことの運びとなった。
あれよあれよと手術日が決まり、その日の内に説明と採血を受けた。
パンフレットには痛くないと書いてあるが、普通に痛い
私が受けたのは、ジオン注射とスキンタグの結紮切除だ。周辺に麻酔を打ち、処置自体は15分程度で終わる。
看護師さんから事前に流れを説明してもらえたのはありがたかった。私は採血なんかでも凝視している方が安心するタイプなのだが、背面のさらに尻の穴とあっては何が起きているのか分からず怯えてしまう。
麻酔が一番痛いとの話だったが、麻酔も医療脱毛よりは痛くなかった。ということで、処置自体は始終怯えてはいたが、そこまで痛くはなかった。多分、VIO脱毛を受けたことがない人は痛いと思う。
ただ、麻酔が切れてからが個人的には大変痛く、術後しばらく休んでいる間にすでに痛み止めを追加で飲むほどジンジンとした痛みがあった。
緊張していたからか食事を抜いていたからか、術後に血圧がだだ下がりしてしまい、立ち上がれず帰宅難民になりかけた。普通は30分ほど休んで問題なければ帰ることができるらしい。私はあまりにも血圧が上がらないため、看護師に心配されながらダメ元でお菓子をコッソリ与えられ、血糖値の上昇と共に無事血圧も上昇したので帰宅を果たした。
念のために帰る前に駅前でクレープも食べた。電車内で倒れ電車を止めては困るので。
ジオン注射の患者向けパンフレットには痛くありませんなどと書いてあるが、私は結紮切除(余分な皮膚を糸で縛り壊死させる処置。イボが治ったあとのダボ付いていた皮膚を切除してもらった。)もしているため帰宅後から普通に信じられないほど痛かった。
飲んでもいい最短時間で処方された痛み止めを飲んだが、夜はお尻の穴で山火事が起きているような痛みがあり、眠れてもお尻が痛い夢を見る始末で最悪だった。カチカチ山のタヌキにこれほど同情したことはない。
今思い出しても震える。
翌日の通院で全人類に追い抜かされる
翌日経過を見せに通院する必要があったが、流石に痛いためヨチヨチとしか歩くことができない。座れないわけではないが、背もたれに深く座るような座り方ができないため、電車も立っていた方が楽という有様だ。
経過は問題なしだったが、動く度に増していく痛みに足取りはどんどん重たくなる。歩行に必要な構造の中心部に切り傷を抱えているのだから当然である。帰りのラストスパートでは、ご友人とおしゃべりしながら歩く50歳は年上であろう方々に抜かされる無様な姿となった。
帰り際、絶対に数日家事はできないと思いヨロヨロと2日分のお弁当を買い込んだのが、ギリギリなしとげた動きだった。
仕事はできるのか?
手術は金曜に受けて土日の2日間休み、月曜から出社という日程で挑んだ。
最初の1週間は、出社できないことはないが重度の腰痛患者を装うしかないという辛い毎日だった。そもそも、手術後はほとんどの時間をうつ伏せで過ごしていたのに、いきなり縦になったり俊敏に動いたり満員電車で体勢を維持したりできるわけがない。ちょっと腰が、などと言って立って打合せに参加したりもした。
仕事だけで精一杯のため、毎日お弁当を買ってしのいでいた。家事などする時間があったらベッドでうつ伏せになっていたかったし、レンジでチン以上の作業はできそうになかった。
ちなみに、普段は3食自炊なので、個人的にこれはとんでもない贅沢、もしくは緊急事態に当たる。
また、排便がとにかく一大事、大事件である。最初の1週間はとにかく痛く、ラマーズ法で呼吸してみるほどだった。排便後もしばらく痛すぎて動けず、10分程度うつ伏せで休む有様だ。この調子では出先で催すわけにはいかない。我慢するのも圧がかかり猛烈な痛みを伴うため、どうにかして健康的な生活を送り、余裕を持って朝に済ませて出社するしか道は残されていなかった。
ということで健康的な生活月間が開始された。
出社ギリギリの起床を改め、出社2時間前に起床、早く治って欲しすぎて毎日8時間眠り、毎日入浴し、入院食にも出される栄養ドリンクやヤクルト1000を毎日飲んだ。冬だったので、患部が冷えてはいけないと毎日尾てい骨あたりにカイロも貼っていた。
おかげで口内炎のトラブルは瞬く間に完治し、朝の余った時間で家事などを済ますようになった。帰宅後の家事ストレスが減り、睡眠時間も食生活も完璧なので、肌の調子もお尻以外の体調も抜群に良くなった。おまけにヤクルト1000のおかげで花粉症の症状も軽くなった。
痛みの程度は人に寄るらしい
縛っていた糸が10日後ぐらいに取れ、そこから劇的に痛みがなくなった。思えば5日過ぎたあたりぐらいからの痛みは、糸が尻にこすれていたことによるものだったのだろう。
ジオン注射の方は、最初の1週間下腹部の痛みと共に出血があったが、その後はなんともなくなった。この痛みは恐らく、力めないことにより出し切れなかった便が患部を圧迫し、痛みが出ていたのではないかと思われる。処方された酸化マグネシウムをもう少し多めに飲んで、かなり緩めの便にすればよかったなぁと反省している。
術前に看護師さんから聞いた話だが、痛くない人はまったく痛くないが、痛い人は座ることもできないほどだそうだ。私はガチャSSRを引いたのだろう。
自力で通院する場合は電車で行ける場所を
手術後は自分で運転、自転車の使用は禁止されている。どのみち車の座席にもたれて座るなんてしばらくできないし、自転車もとてもではないが乗れないので、病院選びは最初から移動手段も念頭に入れた方がいいだろう。
私の地元では自転車や車を使わないと行けない場所ばかりだったので、電車で行ける範囲を選んで思いがけず幸運だったと感じている。
自転車については、個人的には2週間はそもそも乗るのは無理だろうという具合だった。
3週目には自転車に乗ってみたが、中高生が通学で乗るような少し前かがみになる自転車だったので、お尻側にはあまり圧がかからず大丈夫だった。深く座るママチャリなどはもしかしたら無理だったかもしれない。
3周目の診察で褒められる
これはもう生活習慣の改善が功を奏したとしか思えないのだが、治りがかなり綺麗に進んでいたらしく褒められた。人生でお尻の穴を褒められることってあるんだなぁと少しだけ照れた。あと1度診察して順調であれば最後だそうだ。せっかくなので、この素晴らしい生活習慣を今後も続けていきたいと思っている。
ちなみに痛みだが、1ヶ月過ぎてもまだ排便は薄っすら痛い。日々良くなってきてはいるので、気になるほどではない。
いつ受けるのがよいのか
生理中でも手術は受けられるとのことだが、切る工程が入る場合は絶対にやめた方がいいし、なんなら2週間はこない日程で臨んだ方がいい。沁みて痛みが増すのでより苦しむ羽目になる。あとはしばらく禁酒になるので、飲み会シーズンや近々に外せないお酒の予定がある時もやめた方がいいだろう。
せっかくだから最後におすすめの栄養ドリンクを紹介したい。医療現場では褥瘡に効果があるとされているだけあり、皮膚の再生系では個人的には激推ししている。味は色々あるのだが、ルビーオレンジとミックスフルーツはコラーゲンペプチドが入っており、たんぱく質不足や美容、皮膚の再生におすすめだ。
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ホテルピエナ神戸へ泊まってみた
ホテルピエナは、朝食がおいしいホテルランキングで何度も日本一になっているという、噂のホテルだ。投稿をサボっており、かなり前の話にはなるのだが、立地は少し悪そうだったが朝食が気になり泊まってみることにした。
神戸観光の話はこちら
最寄り駅からの立地は?
新神戸駅と三宮駅の丁度中間ぐらいにあり、新幹線で来ている場合は新神戸駅から行く方が下り坂なので少し楽だ。新幹線は新神戸と三宮でJRが接続していないため、神戸市内の切符を持っている場合、一度専用改札を出て再度三宮などで乗り継ぐことができる。なので、このホテルの場合、新神戸駅からホテルまで10分ほど歩き、荷物をホテルに預けてさらに10分ほど歩いて三宮駅で電車に乗り継ぐという導線が便利だろう。少しも歩きたくないという人にはあまりおすすめしない。恐らく、朝食目当ての人がわざわざ泊りにくるという需要で成り立っているようなホテルだろう。
ありえないとは思うが、朝食を外で買いたい人は近くにイスズベーカリーとローソンがある。ホテルの朝食の最終入場が11:00だったはずなので、ホテルの朝食は終わりがけに入りブランチや早めの昼食として、朝食はイスズベーカリーで軽く済ますというのは選択肢としてアリなのかもしれない。
こじんまりとしてホスピタリティあるホテル
ロビー階にはウェルカムドリンクの紅茶が置かれており、自由に飲むことができる。しかもその紅茶がかなり美味しく、ロビー階へ行くついでに何度も飲んでしまった。
同じ階に自由に使えるレンジやお皿などカトラリーの準備もあり、テイクアウトで食事をする場合は都合が良い。ちなみに私は551の肉まんをチンして食べた。
部屋はこじんまりとはしているが、ヨーロピアンな調度品に囲まれぬくもりある部屋だった。
窓は曇りガラスなので、外は見えない。

アメニティは写真の通り。
スキンケア類はよくあるPOLAのものが置かれている。


また、美容系の家電や枕などの貸し出しがあり、フロントへ連絡すると持ってきてもらえるのも良かった。
朝食は食事系が美味しい
チェックインの際に混んでいると言われた時間で朝食の予約をしたので、料理も取れない程かと覚悟したが、スムーズに料理を取ることができた。ホテルブッフェは毎回デザートから食べるモンスターなので、もしかしたら皆と導線が違うのかもしれない。
1/3ほどのスペースがスイーツコーナーとなっており、見た目もキラキラ輝いている。この時はクリスマス前だったので、クリスマスの装飾がされていた。これが噂の……と気持ちが昂る。

パンはイスズベーカリーのものだそう。トースターがあるので、好きに焼いて食べられる。食事系は手の込んだ洋食がメイン。どれもこれも見た目通り手の込んだ味付けでおいしい。前日から煮込んでいるのだろうか、手間が非常にかかっている。お昼ご飯としてパンとクリーム煮のセットとかを食べたいと思った。


ケーキは一口サイズにカットされたものが数種類と、マカロンやマドレーヌなどの焼き菓子も数種類置かれていた。特にカヌレが気に入り、中はもっちり外はカリッとしており、ラム酒の香りが本格的な味わいだった。
生菓子についてははしっとりと美味しいものの、全体的に甘めに感じた。スイーツに関しては、神戸のレベルの高いケーキ界の中では普通の部類に感じてしまった。
スイーツを1ヶ月分ぐらい食べる気持ちで挑んだので、少しがっかりしてしまったが、食事系やパンの方はかなり美味しく、朝からある程度のクオリティでたくさんの種類が食べられる(さらにケーキまである!)という点ではかなりおすすめできる。連泊をされている方もいるようだった。
神戸には豪華な朝食が食べられるホテルが多い
おしゃれな街なので、おしゃれで豪華な朝食が食べられるホテルが多い印象だ。もちろんそういうホテルは価格が高いのだが、朝食の豪華さと立地をトータルで考えるとケーニヒスクローネのホテルはかなり良かった。
ホテルピエナ神戸とは朝食の方向性が似ており、ケーニヒスクローネの方が当然ケーキが美味しい。ちなみに食事系はホテルピエナの方が美味しい。さらに、ケーニヒスクローネは観光にかなり便利な場所にあり、トータルではどう考えてもケーニヒスクローネの圧勝だった。
もちろんその分ケーニヒスクローネは倍ぐらい金額が高いので、コスパという点ではホテルピエナも良いかと思う。
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神戸食べ歩き旅 後編
前半はこちら
元町中華街で中国茶をたしなむ
翌日、ホテルチェックアウト後に中華街へとやってきたが、朝食をたらふく食べたため食べ歩きする状況ではない。さらに、中華街のテイクアウト店はどこも信じられないほど並んでおり、単純に並びたくなさすぎる。頑張れば肉まんぐらいなら食べられそうだったが、気になる肉まんのお店の列を見て、すぐさま諦めた。
とりあえずぶらぶらと中華食材を扱う店などを見て回ることにした。
数か月前に台湾へ行きお茶やドライフルーツなど乾物を購入したのだが、その時に買いそびれたものや一瞬で食べ終えてしまったものを探していると、良さげなお店を見つけた。
林商店
乾物類の取扱いがメインで、台湾の迪化街を歩き回った日の懐かしさを感じた。クミンや様々なスパイスが混ざった香りが店内に強く立ち込めている。スープやお粥・漢方茶のお手軽なセットも安価で扱っているのがありがたい。台湾でも似たようなものをたくさん見たが、少ししか買わなかったので、今回色々と買ってみた。
家で食べてみて一番衝撃を受けたのは、ウイグル産の乾燥なつめだ。乾燥状態でこんなに肉厚でふっくらとした質感は初めての体験だった。味や香りもよい。なつめは楊貴妃も好んだ美容によい果物とされており、鉄分やビタミンCなどがたっぷり含まれている。食後のデザートとして瞬く間に食べ終えてしまった。
中国粥キットも買ったので、これは年始の七草がゆの代わりとして食べようと思っている。
やっとランチの時間に差し掛かったような時間帯だったが、お腹も空いてないのでお茶をすることにした。以前中華ドラマを狂ったように見ていた時、同じく狂ったように見てた友人と訪ねた中国茶のお店なのだが、本格的なお茶が忘れられず再訪である。
天福茗茶
桂花鉄観音茶と豆花を頼んだ。桂花とはキンモクセイのことだ。黄色の粒がたくさん入っており、鼻に抜ける花の香りが良い。差し湯のポットをもらえるので、何杯でも飲むことができる。中国緑茶や工芸茶など幅広く取り揃えており、茶葉の質もかなり良いものである感じがするので、本場の味を知りたい人は是非行ってほしい。喫茶スペースは2階にあり、1階では飲んだ茶葉を購入したりもできる。

パンを買い漁る
昼食は食べ損ねたが、本日の夕飯としてパンを買わねばならない。できるだけ美味いパンを。
ということで商店街を散策したのちコム・シノワへとやってきた。数年前に1度買ったきりだが、本当に美味しく忘れられなかった。
コム・シノワ
15時頃だったのでパンも残り少なくなっていた。悩んでいる間にもひっきりなしにお客さんがやってきてたくさん買っていくので、迷う暇もない。とりあえず美味しそうなものをたくさんトレーに乗せ、ついでにカフェスペースで休憩もすることにした。この時間帯のカフェスペースは地元の方々がちょっとしたおしゃべりのために使ってるようだ。売り場にあるパンを食べることもできるが、ケーキとコーヒーをいただいた。ミルクレープをいただいたが、ケーキはパンに比べると普通の地元のちょっとした喫茶店というお味だったので、菓子パンを食べればよかったなと少し後悔した。

肝心のパンについては、今回もやっぱり全てが滅茶苦茶に美味しかった。新鮮な野菜を惜しみなく使っており、他のパン屋なら粉のマッシュポテトを使うだろうというところで、手間をかけてじゃがいもをつぶしたもの(多分)を使っている。総菜パンのソースも本格的な料理に使われる味だし、オープンサンドのようなパンにはなんとアンチョビが乗っていた。1個300円前後のパンにアンチョビが乗っている国ってここにあったんだな……。
ランチについてくるらしい、じゃがいもが入ったもちもちしたパンが信じられないほど美味しく、家でおいしい!?おいしい!?と一人驚いていたら食べ終えていた。残念ながらクロワッサンが売切れで買えなかったので、次は絶対に買いたい。次があるならカンパーニュなどのオーソドックスなパンも隅々まで山盛り買い、冷凍庫を埋め尽くすだろう。
いつか乗る豪華客船を見送る
夕方、豪華客船のお見送りをしに、ポートライナーでターミナルへとやってきた。バイキングエデンの出航である。
ヨーロッパのバイキングクルーズが最近日本に参入したもので、リバークルーズなどの小回りが得意な会社らしい。だからなのか、販売中の航路も瀬戸内海を通るものが多い。
バイキングエデン自体は中国籍なのだが、中国籍オーナーからバイキングクルーズが経営権を買い戻し、中国籍のバイキングクルーズとして運行するという。以前質問したところによると、船内Wifiは衛星通信なので、中国当局の制約などは心配しなくて大丈夫とのことだった。現在は船のペイントも間に合わず、どこの何の船なのか分からない見た目になっている。
今後絶対に乗りたいので、中は見れないが外見はしっかりと確認した。

にっぽん丸よりは大きいが、かなり小型の客船で短期クルーズなら丁度良いサイズだ。全室バルコニー付きスイートルームなのだが、船が小さいのでベランダから下の階のベランダが丸見えということもない。チラッとレストランやジムが見えるがいい感じそう。
今後変わっていくだろうが、やはり中国船を前面に出した様相が気になった。なんとなく忌避感を持って、選択肢から外してしまう人はいるのではないだろうか。船旅の若年層人口増加を願っている身としては、なんだかもったいないなと思いながら遠ざかる船を最後まで眺めた。
神戸食べ歩き旅 前編
にしむら珈琲でモーニング
神戸は遠くはないのだが頻繁に行くような場所でもなく、行くからには真剣に食へ挑まねばならない場所上位の地域である。1度に食べられる量には限度があるので、当然朝から早速美味しいものを食べ始めなければならない。
有名なにしむら珈琲で、間違いのないスタートダッシュを切る。

朝からフルーツや野菜もバランスよく食べられるおしゃれモーニング。ホワイトアスパラなんて、もうにしむら珈琲でしか出てこないのではないか。店員さんからはサンドイッチにしてもOKと紹介されたが、パン単体も大変美味しかったので、オープンサンドにして食べた。
コーヒーはほのかな酸味があり鮮度の良さが分かるお味。私の地元では深入りの苦いコーヒーが主流なので珍しくて旅をしている高揚感が強まる。
場所柄もあるのかもしれないが、中華圏観光客もたくさん来店しているようだった。

にしむら珈琲
須磨シーワールドへ
腹ごなしをし、最初の目的地へ。須磨シーワールドは、三宮からはJRと徒歩を含めて20分ほどだ。
長すぎるので、別の記事にまとめた。
阪急で休憩
須磨シーワールドでは何も食べなかったので、すでに空腹のあまり何も考えることができないでいた。途中で何か食べればいいだけなのだが、神戸にいる間は約束されし美味いものしか食べたくないので、調べてもいないものを食べることはできないし、絶対美味しいと分かるところは並びすぎており食べられない。
事前に同行者が所望していた辻利のパフェを食べに阪急へと向かうことにした。

辻利兵衛本店
神戸でわざわざ京都のものを食べる人などいないのか、簡易スペースのため短時間の休憩にしか利用されないのか、非常に閑散としており穴場だった。店員さんも暇すぎてずっと雑談をしているし、人がいないので内容が全て聞こえてくる。
京都にも行きたいが、訪日客で混雑が酷そうなので抹茶スイーツでしばらく耐え忍ぶしかない。
ちなみに、同じフロアで異常な人気を誇っていたピロシキが気になったが、あまりにも並んでいたため断念した。ピロシキに並ぶって異常だと思われるが、あれは一体なんだったのだろう……。
例の有名店ケーキをついに購入
長年ずっとラヴニューのケーキを食べてみたかったのだが、タイミングが合わず今まで焼き菓子しか食べたことがなかった。ついにケーキがまだ残っているタイミングで寄ることができたので、興奮に血潮沸き立たせながら入店した。
平日にも関わらず次から次へとお客さんが来る人気店で、休日などは午前でケーキが売切れるとか。一番人気なのがチョコレート関連のケーキのようなのだが、さすがに残っていなかった。
ホテルに戻ってさっそくいただいた。洋ナシとタルトとモンブラン。どちらも酸味の使い方が秀逸で唯一無二のおいしさだった。

ラヴニュー
おいしい…!と言っていたら食べ終わっていた。もう1個買っておけばよかった。
価格帯は一般的なケーキと同じぐらいなので、高い技術とかセンスでこの味の差が生まれているのだろう。ラヴニューの隣に引っ越して、毎晩このケーキが食べたい。
クリスマスマーケット
夕方、布引ハーブ園にてクリスマスマーケットがやっていたので行ってみた。普段見ることのできない夜景を望みながら結構なスピードで進んでいくロープウェイが普通に怖くて怯えた。そもそもハーブ園に行くのも初めてなのだが、結構広い敷地の公園のようだ。今度は日中にまた行ってみたい。

マーケットエリアでは飲食販売のブースが2か所あり、結構本格的な味の料理が提供されている。
グリューワインはシナモンやカルダモンなどのスパイスの風味が強く、こんなに薬酒のようなグリューワインは初めてだったし、ソーセージセットは1000円でこんなに種類を入れてくれるのはすごい。ライスボール入りのクラムチャウダーも、ライスボールの中の濃厚なチーズがクラムチャウダーと絡み美味しかった。ただ、グリューワインの量はめちゃくちゃ少なかった。
あと、風が強く滅茶苦茶寒いのが難点なので、重装備をして挑んでほしい。

凍えながらホテルへ戻り、しっかり遊んだ本日の予定は終わるのだった。