楽しんだもん勝ち

30代女が楽しく遊んだり食べたりしている話

須磨シーワールドへ行った話

友人に狂ったシャチオタクがおり、須磨シーワールドに行きたがっていたので、そんなにすごいのかと興味が出て行ってみることにした。なお、その友人はまだ行けていない。早く行けることを願う。

 

チケット購入から始まる戦い

少し調べてみるとチケットを買うのも大変とか、ショーの場所取りが大変とか、色々と不穏である。オンラインで前売りチケットを買い、平日を選んで万全の態勢で須磨シーへと向かった。

開園である10時丁度ぐらいに着いたのだが、すでに人が多くて驚く。遠足などで園児から高校生まで集団が多く訪れている日だったようだ。なお、この日の当日券は11時からの販売となっており、日によるのかもしれないが当日券狙いの人はいきなり1時間待機する羽目になる。

制限なしに当日券を手に入れる方法もあり、山陽電車のお得な切符というものがある。山陽電車の乗り場にて、往復切符と入場券がセットになった切符が購入できるものだ。逆に当日券しか扱いがないことと、少し離れた鉄道である点がデメリットではあるが、当日にどうしても入場券を手に入れたい場合は良さそうだ。

 

混雑を避けて巡れ!

せっかく混雑を避けて平日に行っても、大多数と同じ動きをしてしまっては意味がない。事前のイメトレでは、みな最初にオルカ(シャチ)ショーを見るであろうと推測して、水族館(アクアライブ)→AMのイルカショー→お土産購入・休憩→PMのオルカショーと巡ることにしていた。これが功を奏したのか、比較的ゆったりと工程をこなすことができた。

アクアライブという施設が水族館施設になるが、入場して右手のドルフィンスタジアムへ向かう階段を登り、さらに奥にある。まだ新しい施設のため、水槽がきれいで生き物が鮮明に見えるのが良かった。

 

 

海岸を模した空間などもあり、映え力もある。個人的には水中のアシカとアザラシを同時に見ながらくつろげるイスが気に入った。軽く一通り見て、開始の20分ほど前にドルフィンスタジアムに入った。この時点で中央の見やすそうな場所にかなり余裕で座ることができたので、もう少し遅く行っても良かったかもしれない。

イルカショーはイルカのみなさんが機敏で統率が取れており、トレーナーさんと一緒にパフォーマンスをしたりと私の10倍ぐらいコミュ力があり頭が良い様子だった。

 

 

ショーが終わってすぐに移動すればそのままオルカショーも見れたのだが、民族大移動かサバンナのヌーの大群かという様相でみなオルカスタジアムに向かっていたので、一気にショーを見ようなどという一切の希望を早々に捨て、予定通りお土産屋さんへ向かった。ここで昼食タイムにするのもいいかもしれない。ドルフィンスタジアム1階のフードコートはこの時点ではまだ空席があるようだった。

私たちは食事抜きで回りきって、三宮でグルメを満喫するつもりだったので食事はすべてスルーしているが、ここで少しイスに座ってお茶をしてもよかったかもしれない。



オルカショーは迫力がすごい

展示も見終え、シャチの展示室もじっくりと見てもなお時間を持て余していたのもあり、午後のオルカショー入場開始より前から入口で入場待機をしていた。開場したのが約1時間程前で、さすがに良い場所を確保できた。開場後は移動してプール目の前からもシャチを眺めることができ、サービス精神だか好奇心だか旺盛なステラは結構こちらに寄ってきてくれる。

現在須磨シーワールドには、名古屋港水族館から来たステラと、その子どもで鴨川シーワールドから来たランの2頭がいる。人間に興味があるステラとは対照的に、ランはおもちゃや遊びに夢中な様子でかわいい。ボールで遊んだり、中央スタンド?へ横向きにスライディングしてギリギリ戻れないかもしれないスリルを楽しんだりしていた。これも母が近くで気にかけてくれているからやれるのだろう(戻れなくて大鳴きした挙句、ステラに押し戻してもらう動画もいくつかYouTubeにある)。とんだバブタレだな、まだ5ちゃいぐらいなのかな?と思い後日年齢を調べてみたら、なんともう18歳だった。シャチの年齢のことは詳しくないが、さすがにあのバブタレぶりで18歳は甘えすぎではないか。かわいい。

水中に戻ろうとジタバタするラン

 

ショーが始まる前から愉快な表情を見せてくれたシャチたちは、ショーでも豪快な水しぶきを上げて楽しませてくれた。精度や機敏な動きという面ではイルカショーの方がすごかったのだが、ジャンプ1つで歓声が上がるダイナミックさはやはりシャチだからこそだろう。中央前列は信じられないほど執拗に海水をかけられ、みんなずぶ濡れだった。

 

個人的には、トレーナーさんとスキンシップを取っている様に心打たれ、その場面ばかり写真に収めてしまった。



晴れの日はショーがまぶしい

2か所のスタジアムとも海に向かって南向きにありとにかくまぶしい。帽子やサングラスを持ってこなかったことを激しく後悔した。季節に関わらず持っていくことをおすすめする。

また、屋外にいる時間が長いので、天気によって過剰な準備をしていった方がよさそうだった。

 

他の水族館と比べてどうか?

シャチで比較すると、名古屋港水族館は公開トレーニングのみとなり、ショーは行っていない。ジャンプや水かけなどはしてくれるが、遠いプールでのみトレーニングを行うこともある。そうなると遠すぎて迫力はあまり感じられない。水族館の運営方針もあるようだ。鴨川シーワールドは行ったことがないので分からない。

欠点としては、須磨シーワールドはショーエリア外から水中のシャチを見ようと思うと、高額なレストランへ入らないといけない。資本の力で殴り掛かりにいく必要があるのだ。この点は、エンタメとしての水族館運営を強く感じる。名古屋港水族館は室内の通常展示エリアで好きなだけ見ることができるので、万人に開かれている。

 

ショーを各1回見るだけでいいなら、所要時間はそこまでかからなさそう。私たちは14時開始のショーを見てそのまま帰ったためトータル4時間ほどいたことになるが、その内2時間弱はただ座っていただけだ。三宮周辺で遊ぶついでに気軽に立ち寄れる立地なので、観光スポットとしてプランに組み込みやすいのは良さそうと思った。